お見積りのご依頼時には、納期(standard, priority, time guide)、試料数、ご所属、ご住所をお知らせください。ベータ・アナリティックのAMS年代測定の標準納期はマイアミ試験所到着後14営業日です。特急納期のオプションもございます。(Priority 6営業日、Time Guide 3営業日)
料金には、品質管理レポート、適応可能な場合は暦年代較正、既出結果への24/7アクセス、測定保留に係る経費が含まれています。
試料の前処理 – 試料の前処理について理解することは、それが最終的な年代に直接影響を与えるので非常に重要です。 前処理のページ 前処理に関するご相談、ご質問、ご要望などがございましたらいつでもご連絡ください。
サンプルの選別 – 糞化石の埋没の状況や周囲の有機物からの汚染の可能性についてラボにお知らせ下さい。例えば、もし砂漠の環境下からのサンプルであれば、サンプル量を維持するためにアルカリ処理のステップが省略できるかもしれません。もしサンプルが複雑な土壌成分からのものであったり、量が少なかったりした場合は、全ての前処理をしてからの AMS年代測定が推奨されます。
糞化石は消化管を生き延びた有機物から成っているため、耐久性があることが多いです。しかしながら、状況によっては二次的なフミン酸を取り除くために使われるアルカリに強く反応するかもしれません。これは、AMS年代測定においては、サンプルサイズが極小である場合を除き、通常問題にはなりません。
糞化石(バットグアノ)の中に昆虫化石が入っている場合があります。しかしそれらがコウモリが食した後、消化されなかった残渣であるのか、もしくは後から糞に混じったものであるのかを区別する必要があります。前者であれば昆虫の年代と糞の年代は一致しますが、後者の場合は昆虫の年代が糞の年代より有意に新しくなる可能性があります。もし同じ年代のものであれば、Beta Analyticは昆虫を取り除くことはしません。もし、昆虫が後から混入したものであれば、分析の前に取り除きます。
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最終更新:2020年2月